ジャン・ポール・サルトルの「嘔吐」で病跡学を考える9


表3 情報の認知

  同上   情報の認知1 情報の認知2 情報の認知3
A 表2と同じ。 2     2     2
B 表2と同じ。 2     2     2
C 表2と同じ。 3     2     1
D 表2と同じ。 3     2     2
E 表2と同じ。 3     2     2

A 情報の認知1は②グループ化、情報の認知2は②新情報、情報の認知3は②問題未解決から推論へである。
B 情報の認知1は②グループ化、情報の認知2は②新情報、情報の認知3は②問題未解決から推論へである。
C 情報の認知1は③その他の条件、情報の認知2は②新情報、情報の認知3は①計画から問題解決へである。
D 情報の認知1は②グループ化、情報の認知2は②新情報、情報の認知3は②問題未解決から推論へである。
E 情報の認知1は②グループ化、情報の認知2は②新情報、情報の認知3は②問題未解決から推論へである。   

結果  
 この場面でサルトルは、 アニーと私の人生について語り、世界の実存が非常に醜いため、かえって家族で寛いでいる気分になる。吐きたい気分は、私の人生についての観念の下にある。サクソフォーンの調べに合わせて行き来しながら苦しむべきだと心で語るため、購読脳の「吐き気と実存」からサルトルの置かれた立場「自己への関心と執筆」という執筆脳の組を引き出すことができる。

花村嘉英(2022)「ジャン・ポール・サルトルの『嘔吐』で病跡学を考える」より

シナジーのメタファー3


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