三浦綾子の「道ありき」の相関関係について1


1 先行研究

 虚しい求道生活からの転機を解く「道ありき」のデータベースの一場面を使用し、既存の研究と照合すると、執筆時の三浦綾子(1922-1999)には、躁鬱を繰り返す気分障害による思考の流れが確認できる。
 この小論では、同じデータベースを使用して、相関関係を考察する。言語の認知のカラムは、思考の流れ、即ち、課題や問題が与えられたとき生じる一連の精神活動で、周囲の状況に応じた思考の流れは、虚無が1ある、2ない、情報の認知のカラムは、人工知能(気分障害)が1ある、2ないである。

花村嘉英(2019)「三浦綾子の『道ありき』の相関について」より


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