6 まとめ
今後は、作家の数を増やすことが課題になる。その際、バランスを意識して、東西南北とかオリンピックをイメージする。また、一作家の異なる小説間のリンクのみならず、作家違いでもデータベース間でリンクが張れると、予期せぬものが見えてくるため、シナジーのメタファーは分析力が上がっていく。文学をマクロに研究するには、やはり地球規模とフォーマットのシフトが必要十分な条件となる。
【参考文献】
井上靖 『わが母の記』 講談社 2012
日本成人病予防協会監修 『健康管理士一般指導員受験対策講座』テキスト3「心の健康管理」ヘルスケア出版 2014
日本成人病予防協会監修 『健康管理士一般指導員受験対策講座』テキスト6「身体を守る健康知識」ヘルスケア出版 2014
花村嘉英 『計算文学入門-トーマス・マンのイロニーはファジィ推論といえるのか?』 新風舎 2005
花村嘉英 『从认知语言学的角度浅析鲁迅作品-魯迅をシナジーで読む』 华东理工大学出版社 2015
花村嘉英 『日语教育计划书-面向中国人的日语教学法与森鸥外小说的数据库应用(日本語教育のためのプログラム-中国語話者向けの教授法から森鴎外のデータベースまで)』 南京东南大学出版社 2017
Elkhonon Goldberg, 沼尻由紀子訳 『脳を支配する前頭葉』 講談社 2007
Nadine Gordimer The Late Bourgeois World Penguin Books, 1966(福島富士男訳『ブルジョア世界の終わりに』スリーエーネットワーク、1994)
花村嘉英(2018)「シナジーのメタファーの作り方について」より