【データベースの作成】
表1 「小鮑包」のデータベースのカラム
文法1 態 能動、受動、使役
文法2 時制、相 現在、過去、未来、進行形、完了形
文法3 様相 可能、推量、義務、必然
意味1 五感 視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚
意味2 喜怒哀楽 情動との接点。瞬時の思い。
意味3 思考の流れ 実現ありなし 。
意味4 振舞い ジェスチャー、身振り。直示と隠喩を考える。
医学情報 病跡学との接点 受容と共生の接点。購読脳「仁義と多数の主役たち」と病跡学でリンクを張るためにメディカル情報を入れる。
情報の認知1 感覚情報の捉え方 感覚器官からの情報に注目するため、対象の捉え方が問題になる。また、記憶に基づく感情は、扁桃体と関係しているため、条件反射で無意識に素振りに出てしまう。
情報の認知2 記憶と学習 外部からの情報を既存の知識構造に組み込む。この新しい知識はスキーマと呼ばれ、既存の情報と共通する特徴を持っている。その際、未知の情報については、学習につながるためカテゴリー化する。記憶の型として、短期、作業記憶、長期を考える。
情報の認知3 計画、問題解決、推論 受け取った情報は、計画を立てるときにも役に立つ。目的に応じて問題を分析し、解決策を探っていく。獲得した情報が完全でない場合、推論が必要になる。
人工知能 観察者と原点 エキスパートシステム 観察者とは、ものごとの事態を注意して詳しく見る(見極め)こと、原点とは、基準になる点のこと。
花村嘉英(2022)「王安憶の「小鮑包」で執筆脳を考える」より