【カラム】
A平均1.6 標準偏差0.26 中央値1.5 四分位範囲1
B平均1.1 標準偏差0.3 中央値1.5 四分位範囲1
C平均1.6 標準偏差0.49 中央値1.5 四分位範囲1
D平均1.5 標準偏差0.5 中央値1.5 四分位範囲1
【クラスタABとクラスタCD】
AB 平均1.35 やや低い、標準偏差0.28低い、中央値1.5普通、四分位範囲1普通
CD 平均1.55 普通、標準偏差0.5普通、中央値1.5普通、四分位範1普通
【クラスタからの特徴を手掛かりにし、どういう情報が主成分なのか全体的に掴む】
Bの数字が他と比べて低いため、トーマス・マンは、クロコフスキーの人当たりについて詳述している。
【ライン】合計は、言語の認知と情報の認知の和を表す指標であり、文理の各系列をスライドする認知の柱が出す数字となる。
① 6.5、視覚+それ以外、直示、新情報、未解決 → 場面の始まりは未解決が多い。
② 5.5、視覚+それ以外、直示、新情報、解決 → カストルプ同志になる。
③ 4.5、視覚+それ以外、直示、旧情報、解決 → クロコフスキーがからかう。
④ 5.5、視覚+それ以外、直示、旧情報、未解決 → 疑いの表明ではない。
⑤ 7、視覚以外、直示、新情報、未解決 → 人間と健康が調和するか疑った。
⑥ 6、視覚以外、直示、旧情報、未解決 → 浸潤が関心ではない。
⑦ 7、視覚以外、比喩、新情報、解決 → 二義的である。
⑧ 7、視覚以外、直示、新情報、未解決 → カタルは三義的。
⑨ 4、視覚、直示、旧情報、解決 → 普通の回診。
⑩ 5、視覚、直示、新情報、解決 → カストルプ一定の平時地にすっかり慣れる。
【場面の全体】
視覚情報は6割であり、脳に届く通常の五感の入力信号の割合よりも少ないため、視覚意外の情報、特に聴覚も問題解決に役立っている。
花村嘉英(2019)「トーマス・マンの「魔の山」の多変量解析-クラスタ分析と主成分」より