『日本語教育を通してシナジー論を考える』 人文科学のための人材育成について1


【要約】
 人間を総合評価する際に社会系や理系の人たちは、自分の専門とシナジーによるL字で調節をしている。一方、人文系の人たちは、概ね、縦の専門性を中心にして評価を出している。こうしたギャップを埋めるためにどういうことができるのだろうか。人文の基礎は文献学であるため、技術文の翻訳を横に置くことはできる。そうすれば実績をL字に調節していることになる。また、テーマをLに調節する方法として、組のアンサンブルを検討している。この辺が問題解決の鍵になりそうだ。

花村嘉英著(2017)「日本語教育のためのプログラム-中国語話者向けの教授法から森鴎外のデータベースまで」より


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