さらに表4の数字を公式(1)に当てはめてファイ係数を計算する。
安寿 誘発1 行動4 縦計5
厨子王 誘発2 行動3 縦計5
誘発 安寿1 厨子王3 横計4
行動 安寿4 厨子王3 横計7
(2)1 x 3 – 4 x 2 / √3 x 7 x 5 x 5 = 0.22
ファイ係数、即ち、行要素と列要素の関連の強さは、弱い関連があるになる。次に、その他の関連する数字を見てみよう。
感度= a ÷ (a + c)のため、1÷ (1+2)=0.33。結核ありの真性の割合である。
特異度 = d ÷ (b+ d) のため、3 ÷ (4+3)=0.43。結核なしの真性の割合である。
正確度=(a + d)÷(a +b+ c + d) のため、(1+3 )÷ (1 +4+2+ 3) =0.4。全体の真性の割合である。
適合度= a÷(a +b) のため、1÷ (1+4)=0.2。虚無ありと判定したものが正解である割合である。
花村嘉英(2021)「森鴎外の『山椒大夫』でファイ係数を考える」より
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