アーネスト・ヘミングウェイの”The old man and the sea”「老人と海」で執筆脳を考える4


【データベースの作成】

表1 ”The old man and the sea”のデータベースのカラム

文法1 態 能動、受動、使役。
文法2 時制、相  現在、過去、未来、進行形、完了形。
文法3 様相 可能、推量、義務、必然。
意味1 五感 視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚。
意味2 喜怒哀楽 情動との接点。瞬時の思い。
意味3 思考の流れ 客観描写ありなし。
意味4 振舞い ジェスチャー、身振り。直示と隠喩を考える。
医学情報 病跡学 受容と共生の接点。購読脳「海と戦う老人と海という好敵手」と病跡学でリンクを張るためにメディカル情報を入れる。  
情報の認知1 感覚情報の捉え方 感覚器官からの情報に注目するため、対象の捉え方が問題になる。例えば、ベースとプロファイルやグループ化または条件反射。
情報の認知2 記憶と学習 外部からの情報を既存の知識構造に組み込む。その際、未知の情報については、カテゴリー化する。学習につながるため。記憶の型として、短期、作業記憶、長期(陳述と非陳述)を考える。
情報の認知3 計画、問題解決、推論 受け取った情報は、計画を立てるときにも役に立つ。目的に応じて問題を分析し、解決策を探っていく。獲得した情報が完全でない場合、推論が必要になる。
人工知能 客観描写と調和 エキスパートシステム 客観描写とは、作家が主観を表さず観察したままを描くこと。調和とは、うまくつり合い全体が整っていること。

花村嘉英(2022)「アーネスト・ヘミングウェイの”The old man and the sea”「老人と海」で執筆脳を考える」より


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