島崎藤村の「千曲川のスケッチ」で執筆脳を考える-自然や文化の観察者の立場から11


【連想分析2】表3 情報の認知

表2 Aと同文: 情報の認知1 2、情報の認知2 2、情報の認知3 1
表2 Bと同文: 情報の認知1 2、情報の認知2 1、情報の認知3 1
表2 Cと同文: 情報の認知1 2、情報の認知2 1、情報の認知3 1
表2 Dと同文: 情報の認知1 2、情報の認知2 2、情報の認知3 2
表2 Eと同文: 情報の認知1 2、情報の認知2 2、情報の認知3 2

A 情報の認知1は2グループ化、情報の認知2は2新情報、情報の認知3は1計画→問題解決である。
B 情報の認知1は2グループ化、情報の認知2は1旧情報、情報の認知3は1計画→問題解決である。
C 情報の認知1は2グループ化、情報の認知2は1旧情報、情報の認知3は1計画→問題解決である。
D 情報の認知1は2グループ化、情報の認知2は2新情報、情報の認知3は2問題未解決→推論である。
E 情報の認知1は2グループ化、情報の認知2は2新情報、情報の認知3は2問題未解決→推論である。

結果
 島崎藤村は、この場面で、山に住む人々から情報を取り込み、長野の土地柄を写生している。様々な人がいる中で理屈っぽいという直感がこの場面の分析を面白くしてくれる。そのため、問題解決と未解決が交錯する場面となっている。

花村嘉英(2020)「島崎藤村の『千曲川のスケッチ』の執筆脳について-自然や文化の観察者の立場から」より

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