5 まとめ
ヴァイスゲルバーの意味内容文法を語彙、統語論、テキスト共生と拡大することにより、一応言語研究の流れを作ることはできた。これで卒論から現在までの最新の研究をお浚いすることができ、今後の展開次第では、地球規模とフォーマットのシフトからなるマクロの研究方法を確立するところまでいく。平時の教授法のみならず、学会などで折に触れて人文科学もシナジー・共生を目指した育成に取り組むべきであると述べていきたい。
【参考文献】
池上嘉彦 文化人類学と言語学 弘文堂 1980
花村嘉英 計算文学入門-Thomas Mannのイロニーはファジィ推論といえるのか? 新風舎 2005
花村嘉英 从认知语言学的角度浅析鲁迅作品-魯迅をシナジーで読む 華東理工大学出版社 2015
花村嘉英 日语教育计划书-面向中国人的日语教学法与森鸥外小说的数据库应用 日本語教育のためのプログラム-中国語話者向けの教授法から森鴎外のデータベースまで 南京東南大学出版社 2017
花村嘉英 シナジーのメタファーの作り方-トーマス・マン、魯迅、森鴎外、ナディン・ゴーディマ、井上靖 中国日語教学研究会上海分会論文集(2017)
花村嘉英 シナジーのメタファーを外国語教育にも応用する ファンブログ 2018
福本喜之助・寺川央 現代ドイツ意味論の源流 大修館書店 1975
Leo Weisgerber Die vier Stufen in der Erforschung der Sprachen. Pädagogischer Verlag Schwann, 1963
Engel/Schumacher Kelines Valenzlexikon deutscher Verben. Gunter Narr Verkag Tübingen, 1978
花村嘉英(2018)「ヴァイスゲルバーから日本語教育を再考する」より