【例文】
(5)Kartellrechtliche Bestimmungen gelten in der Regel nicht nur für das geschäftliche Handeln innerhalb eines bestimmten Landes selbst, sondern erfassen auch Transaktionen ausserhalb des Landes, wenn diese wesentliche Auswirkungen auf den Binnenwettbewerb haben.
①用語
ここでは、Kartellrechtliche Bestimmungen(カルテル法の規定)、in der Regel (通常)、selbst(自動的に)、Binnenwettbewerb(内部の競争)、
②構文
Kartellrechtliche Bestimmungenが主語で、gilt für~が述語であり、そこにnicht nur~sondern auch~が重なる。後半の従属文は、sondern auch以下に掛かる。
③考察 表6
2段階の処理法 主語は「Kartellrechtliche Bestimmungen」で、述語は「gilt für~」である。これに「nicht nur~sondern auch~」が重なるが、前後半で対比が出るように考える。例えば、「業務行為に適用されるが、~にも適用される」とする。
態の用法 述語の「gilt für~」は能動態。
否定構文 nicht nur~sondern auch は、それに続くzu不定詞句を否定している。
時制 現在形
【和訳】
(6)カルテル法の規定は、通常、特定の国で自動的に業務行為に適用されるが、内部の競争に本質的に作用する場合は、国外での業務行為にも適用される。
花村嘉英(2015)「人文科学から始める技術文の翻訳」より