谌容の「人到中年」で執筆脳を考える4


【データベースの作成】  
 
表1 「人到中年」のデータベースのカラム  
項目名  内容       説明 
文法1  態      能動、受動、使役。  
文法2  時制、相    現在、過去、未来、進行形、完了形。 
文法3  様相    可能、推量、義務、必然。 
意味1   五感    視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚。
意味2   喜怒哀楽    情動との接点。瞬時の思い。 
意味3   思考の流れ  実現ありなし 
意味4  振舞い    ジェスチャー、身振り。直示と隠喩を考える。 
医学情報  メンタルヘルス 受容と共生の接点。購読脳「現実と矛盾」を共生にスライドさせるため、メディカル情報をここに置く。 
情報の認知1  感覚情報の捉え方  感覚器官からの情報に注目するため、対象の捉え方が問題になる。また、記憶に基づく感情は、扁桃体と関係しているため、条件反射で無意識に素振りに出てしまう。
情報の認知2  記憶と学習  外部からの情報を既存の知識構造に組み込む。この新しい知識はスキーマと呼ばれ、既存の情報と共通する特徴を持っている。その際、未知の情報については、学習につながるためカテゴリー化する。記憶の型として、短期、作業記憶、長期を考える。 
情報の認知3  計画、問題解決、推論  受け取った情報は、計画を立てるときにも役に立つ。目的に応じて問題を分析し、解決策を探っていく。獲得した情報が完全でない場合、推論が必要になる。 
人工知能 紆余曲折と光明 エキスパートシステム  紆余曲折とは、事情が込み入っていろいろ変化があること、光明とは、明るく輝く光のこと。 

花村嘉英(2022)「谌容の『人到中年』で執筆脳を考える」より


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