Thomas Mannの「魔の山」のデータベース化と推定からの分析7


7 まとめ

 「魔の山」のデータベースの作り方と統計処理の推定による分析例を説明した。論理計算によるトーマス・マンとファジィというシナジーのメタファーを支えるために、データベースを作成し、実験を重ねてさらに客観性を上げていくつもりである。
 問題解決の場面には、作家の執筆脳に関する情報が見え隠れしているため、さらに他のカラムと調節しながら、考察を続けていきたい。

【参考文献】
花村嘉英 計算文学入門-Thomas Mannのイロニーはファジィ推論といえるのか? 新風舎 2005
花村嘉英 从认知语言学的角度浅析鲁迅作品-魯迅をシナジーで読む 
     華東理工大学出版社 2015
花村嘉英 森鴎外の「山椒大夫」のDB化とその分析 中国日语教学研究会    江苏分会 2015
花村嘉英 森鴎外の「佐橋甚五郎」のデータベースとバラツキによる分析 
     中国日语教学研究会江苏分会 2016
花村嘉英 日本語教育のためのプログラム-中国語話者向けの教授法から森鴎外のデータベースまで 南京東南大学出版社 2017
Mann, Thomas: Der Zauberberg, Frankfurt a. M., Fischer 1986
日本成人病予防協会監修:健康管理士一般指導員通信講座テキスト 2014
佐々木隆宏 流れるようにわかる統計学 東京:KADOKAWA 2017

花村嘉英(2017)「Thomas Mannの「魔の山」のデータベース化と推定からの分析」より


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です