それぞれの論文を作成した時点で問題解決を試みているため、多少記事が古い箇所もある。その点は了承してもらいたい。また、中国の大学で実践している日本語の教授法の全体像については、図1に示した通りである。
4つのブロックを時計回りに何度も回りながら、教授法の実務のみならず、論文も作成して実績を整えている。こうすることにより、担当クラスの教案を作る際にも、教材だけではなく、自分のアイデアでクラスを管理できるようになっていく。
各ブロックには、これまでに扱った教材と作成した論文が書かれている。今後もどこかのブロックの実績だけが増えていくことがないように、バランスを考えながら教授法の仕事に取り組んでいく。
花村嘉英(2017)「日本語教育のためのプログラム」より