マクロの文学のイメージ


 イメージ図を見てみよう。人文と社会の間には文化があり、人文と医学の間にはカウンセリングがある。そして、人文と理工の組でみると、例えば、コーパス、パーザー、機械翻訳、計量言語学(いずれも購読脳)さらには小説のLのデータベース(執筆脳)がある。また社会と医学の間には、介護福祉や老年医学な
どがある。こうした系は、それぞれが情報のシステムと組をなして全体のバランスを調節している。

 図の中央にある縦横のシナジーの目は、脳科学の役割を果たし、司令塔としてそれぞれの系に指示を出す。例えば、私の場合、言語系の教授法や翻訳が実務として中央にあり、その周りに研究のポイントとして教育、心理、社会、文化、歴史、法律、医学、技術、文学、コンピュータなどがそれぞれ言語と組をな
して外周を作る。

 無論、イメージ図の中には、地球規模として東西南北からオリンピックにまで広がる国地域があり、また、Tの逆さの認知科学の定規と縦横に言語と情報の認知を取るLの定規、さらにはロジックを交えた3Dの箱が含まれている。こうした地球規模とフォーマットのシフトを条件とする、総合的で学際的なマクロの文学研究が人生をまとめるための道標として人文科学の研究者たちにも共通認識になるとよい。


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