アブドゥル・グルナの“Memory of departure”(出発の記憶)で執筆脳を考える8


分析例 
 
1 伯父アーメドが帰宅の遅い娘を殴る場面。    
2 この小論では、「出発の記憶」の購読脳を「ポストコロニアルとフラストレーション」と考えているため、意味3の思考の流れ、フラストレーションに注目する。  
3 意味1①視覚②聴覚③味覚④嗅覚⑤触覚 、意味2 ①喜②怒③哀④楽、意味3抵抗①あり②なし、意味4振舞い ①直示②隠喩③記事なし 
4 人工知能 ①抵抗、②表明   
  
テキスト共生の公式   
  
ステップ1 意味1、2、3、4を合わせて解析の組「ポストコロニアルとフラストレーション」を作る。 
ステップ2 欲求が満たされないフラストレーション中で抑圧を感じているため、「向上心と脱出」という組を作り、解析の組と合わせる。 
 
A 「①視覚+⑤触覚」+②怒+①あり+①直示という解析の組を、①向上心+②脱出という組と合わせる。 
B ⑤触覚+②怒+①あり+①直示という解析の組を、①向上心+②脱出という組と合わせる。 
C 「①視覚+⑤触覚」+②怒+①あり+①直示という解析の組を、①向上心+②脱出という組と合わせる。 
D ①視覚+②怒+②なし+①直示という解析の組を、①向上心+②脱出という組と合わせる。 
E ①視覚+②怒+②なし+①直示という解析の組を、①向上心+②脱出という組と合わせる。   
 
結果  表2については、テキスト共生の公式が適用される。 

花村嘉英(2023)「アブドゥル・グルナの“Memory of departure”(出発の記憶)で執筆脳を考える」より


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