分析例
1 伯父アーメドが帰宅の遅い娘を殴る場面。
2 この小論では、「出発の記憶」の購読脳を「ポストコロニアルとフラストレーション」と考えているため、意味3の思考の流れ、フラストレーションに注目する。
3 意味1①視覚②聴覚③味覚④嗅覚⑤触覚 、意味2 ①喜②怒③哀④楽、意味3抵抗①あり②なし、意味4振舞い ①直示②隠喩③記事なし
4 人工知能 ①抵抗、②表明
テキスト共生の公式
ステップ1 意味1、2、3、4を合わせて解析の組「ポストコロニアルとフラストレーション」を作る。
ステップ2 欲求が満たされないフラストレーション中で抑圧を感じているため、「向上心と脱出」という組を作り、解析の組と合わせる。
A 「①視覚+⑤触覚」+②怒+①あり+①直示という解析の組を、①向上心+②脱出という組と合わせる。
B ⑤触覚+②怒+①あり+①直示という解析の組を、①向上心+②脱出という組と合わせる。
C 「①視覚+⑤触覚」+②怒+①あり+①直示という解析の組を、①向上心+②脱出という組と合わせる。
D ①視覚+②怒+②なし+①直示という解析の組を、①向上心+②脱出という組と合わせる。
E ①視覚+②怒+②なし+①直示という解析の組を、①向上心+②脱出という組と合わせる。
結果 表2については、テキスト共生の公式が適用される。
花村嘉英(2023)「アブドゥル・グルナの“Memory of departure”(出発の記憶)で執筆脳を考える」より