アブドゥル・グルナの“Memory of departure”(出発の記憶)で執筆脳を考える10


表3 情報の認知 
 
同上     情報の認知1  情報の認知2  情報の認知3 
A 表2と同じ。   3       2      2
B 表2と同じ。   3       1      2
C 表2と同じ。   3       1      2
D 表2と同じ。   3       1      2
E 表2と同じ。   3       1      2
 
A 情報の認知1は③その他の条件、情報の認知2は②新情報、情報の認知3は②問題未解決から推論へである。  
B 情報の認知1は③その他の条件、情報の認知2は①旧情報、情報の認知3は②問題未解決から推論へである。 
C 情報の認知1は③その他の条件、情報の認知2は①旧情報、情報の認知3は②問題未解決から推論へである。 
D 情報の認知1は③その他の条件、情報の認知2は①旧情報、情報の認知3は②問題未解決から推論へである。 
E 情報の認知1は③その他の条件、情報の認知2は①旧情報、情報の認知3は②問題未解決から推論へである。  
  
結果  
 伯父アーメドは、帰宅の遅かった娘を殴る。心配もあろうがサマルと私は欲求が満たされない。サマルの口からは出血が見られる。恐怖と驚きでよろめく娘。居間へ今すぐ移動しろ。そして私にも帰郷しろという。ナイロビでの希望は満たされることなく、抑圧のまま鉄道駅に行く。そのため、購読脳の「ポストコロニアルとフラストレーション」からグルナの執筆脳「向上心と脱出」という執筆脳の組を引き出すことができる。

花村嘉英(2023)「アブドゥル・グルナの“Memory of departure”(出発の記憶)で執筆脳を考える」より


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