高行健の「円恩寺」で執筆脳を考える6


分析例

1 二人が円恩寺の山門に到着する場面。  
2 この小論では、「円恩寺」の購読脳を「創造性と放浪」と考えているため、意味3の思考の流れ、放浪に注目する。   
3 意味1①視覚②聴覚③味覚④嗅覚⑤触覚 、意味2 ①喜②怒③哀④楽、意味3放浪①あり②なし、意味4振舞い ①直示②隠喩③記事なし、人工知能 ①幸せ②楽天。  
 
テキスト共生の公式     
 
ステップ1:意味1、2、3、4を合わせて解析の組「創造性と放浪」を作る。
ステップ2:二人で円恩寺を目指して山道を歩く間は、怪我などしても楽しい。新婚旅行も放浪していれば、新しいことを生むことにもなる。従って、運命を信じ現在置かれている地位境遇に安んじ楽観する「幸せと楽天」という組を作り、解析の組と合わせる。

A:[①視覚+②聴覚+⑤触覚 ]+④楽+①あり+①直示という解析の組を、①幸せと②楽天という組と合わせる。   
B:②聴覚+④楽+①あり+①直示という解析の組を、①幸せと②楽天という組と合わせる。  
C:①視覚+④楽+①あり+②隠喩という解析の組を、①幸せと②楽天という組と合わせる。 
D:①視覚+④楽+①あり+①直示という解析の組を、①幸せと②楽天という組と合わせる。  
E:①視覚+④楽+①あり+①隠喩という解析の組を、①幸せと②楽天という組と合わせる。    

結果  表2については、テキスト共生の公式が適用される。

花村嘉英(2022)「高行健の『円恩寺』で執筆脳を考える」より

シナジーのメタファー2


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