表3 万足が姑姑に相談する場面
表2Aと同文。情報の認知1 1、情報の認知2 2、情報の認知3 2
表2Bと同文。情報の認知1 3、情報の認知2 2、情報の認知3 2
表2Cと同文。情報の認知1 2、情報の認知2 1、情報の認知3 2
表2Dと同文。情報の認知1 3、情報の認知2 2、情報の認知3 2
表2Eと同文。情報の認知1 2、情報の認知2 2、情報の認知3 2
A 情報の認知1は1ベースとプロファイル、情報の認知2は2新情報、情報の認知3は2問題未解決→推論である。
B 情報の認知1は3条件反射、情報の認知2は2新情報、情報の認知3は2問題未解決→推論である。
C 情報の認知1は2グループ化、情報の認知2は1旧情報、情報の認知3は2問題未解決→推論である。
D 情報の認知1は3条件反射、情報の認知2は2新情報、情報の認知3は2問題未解決→推論である。
E 情報の認知1は2グループ化、情報の認知2は2新情報、情報の認知3は2問題未解決→推論である。
結果
この場面は、万足の妻の出産に関する相談で、姑姑は、計画出産の順守を説く。彼女は、共産党員で計画出産委員会の副会長であり、万足の見解が立場に反するため、問題未解決→推論になる。故に、情報の認知3は、「正義と平等」という推論が続いている。
花村嘉英(2020)「莫言の『蛙』でシナジーのメタファーを考える」より