◆A、Bそれぞれの平均値を出す。
Aの平均:(4 + 1)÷ 2 = 2.5
Bの平均:(4 + 1)÷ 2 = 2.5
◆A、Bそれぞれの偏差を計算する。偏差=各データ-平均値
Aの偏差:(4 – 2.5)、(1 – 2.5)= 1.5、-1.5
Bの偏差:(4 – 2.5)、(1 – 2.5)= 1.5、-1.5
◆A、Bをそれぞれ2乗する。
Aの偏差2乗 = 16、1
Bの偏差2乗 = 16、1
◆AとBの偏差同士の積を計算する
(Aの偏差)x(Bの偏差)= 2.25、2.25
◆AとBを2乗したものを合計する。
Aの偏差を2乗したものの合計 = 16 + 1 = 17
Bの偏差を2乗したものの合計 = 16 + 1 = 17
◆AとBの偏差の合計を合計する。2.25 + 2.25 = 4.5
表5 計算表
A 4 1 合計5
偏差 1.5 -1.5 合計0
偏差2 16 1 合計17
B 4 1 合計5
偏差 1.5 -1.5 合計0
偏差2 16 1 合計17
AB偏差の積 2.25 2.25 合計4.5
◆相関係数は、次の公式で求めることができる。
相関係数=[(A-Aの平均値)x(B-Bの平均値)]の和/
√(A-Aの平均値)2の和x(B-Bの平均値)2の和
上記計算表を代入すると、
相関係数 = 4.5/√17 x 17 = 4.5/17 = 0.26
従って、やや正の相関があるといえる。
花村嘉英(2019)「シナジーのメタファーのために一作家一作品でできること-森鴎外『山椒大夫』」より